寝起きの不安感の原因と鍼灸での治し方を解説
「病院で嗅覚障害と言われたけど具体的な治療法が無くて困っている」「日に日に症状が強くなり治るのか不安」など、嗅覚障害の症状が辛くてお困りの方へ。
今回は嗅覚障害がなぜ起こるのか、症状、原因、メカニズムから鍼灸での治し方まで徹底的に解説していきます。
寝起きの不安感を薬に頼らず治すのが当院の鍼灸施術

心身の状態を健康な元の状態に元すのが鍼灸施術の真髄です。薬物療法に頼らず、根本的に体質を改善し、不安が生じにくい身体づくりが可能です。
病院では原因不明と言われている疾患の患者様が全国各地からご来院し、改善している実績が豊富にございます。
寝起きの不安感の主な症状には、次のようなものがあります。
- 朝起きた時に動悸がする
- 起床時に不安感が強くなる
- 朝起きた時に絶望感がある
- 朝起きた時にやる気が起きない、やる気が出ない
- 起床時に吐き気がする
- 寝起きのだるさと倦怠感が強い
- 朝起きたら胸が苦しく息苦しい
- 起床時にふらつく、頭痛がする
- 寝起きに心臓がバクバクする
- 寝起きに胃がドクドクする感じがする
- 寝起きに体が揺れて震える感じがする
その原因や適切な対処法、注意点、治す為のポイントを解説していきます。
なぜ寝起きに不安感が起こるのか?原因を解説

寝起きに不安感が起こる原因として自律神経の乱れが考えられます。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、人が生命活動をする上でそれらがバランスを取ることで、スムーズに活動できるようになっています。ですが、何らかの原因によってそれらのバランスが乱れることで朝の起床時に不安感が出現するようになります。
交感神経
身体を興奮させ、アクティブな活動をする時に作用する神経です。
主に頸椎から腰椎の側を並走しており、内臓を支配しています。交感神経が高まる場面は運動をする時や、ストレスを感じた時、不安や恐怖などの情動が起こった時に高まります。
副交感神経
身体をリラックスさせ、休ませるときに活動する神経です。
主に脳神経や頸部、仙椎から出ている神経で、内臓や顔面部の様々な器官を支配しています。副交感神経が高まる場面は、横になったり、落ち着いてリラックスしている時、夜の就寝時に高まります。
寝起きの不安は交感神経が働きすぎ、副交感神経が働いていない状態

ヒトは睡眠中、副交感神経が優位に働き、心身共にリラックスした状態です。そこから朝起きる時に、身体を活動させるために交感神経が働いてきます。
その切り替わりのタイミングが起床時ですので、その切り替えがスムーズにいかないと寝起きに不安感などの症状が出てきます。
ブレーキをかけながら徐々に発進しなければならない

本来、起床時は交感神経の機能が徐々に働きはじめ、副交感神経の機能が徐々に落ち着いてくることで、少しずつ心身が覚醒しはじめ、活動できるようになってきます。ですが、寝起きに不安感や動悸が起こる場合は、副交感神経の機能が働いておらず、交感神経を制御できていない状態です。
車で例えると、ギヤを変更せずに、急にアクセルを全開で踏み続けるようなものです。急に負荷がかかるので、身体(車)が耐えられず、様々な症状が出てきます。
寝起きの不安は動悸が起こりやすくなる

寝起きに不安感が出現すると、同時に動悸が起こることが多いです。
脳の大脳辺縁系の偏桃体が興奮する事でヒトは不安を感じます。命に関わる場面に遭遇したり、不快な場面に遭遇すると「すぐに動けるように準備しておけよ」という意味を込めて偏桃体が興奮し、自律神経に作用し、心拍や血圧などを上昇させ、戦闘態勢を整えます。
つまり、不安などの心理的なストレスが身体に影響を及ぼし、緊張させることで動悸が起こります。
寝起きの不安はうつ病なのか?

寝起きの不安感や絶望感はうつ病の初期症状、サインかもしれません。そのような状態が長期間続いたり、日中にも影響を及ぼす場合はうつ病の可能性がありますので適切な治療が必要になります。ですが、先ほど説明した通り、朝は自律神経の切り替わりのタイミングでもあり、そもそも不安定になりやすいです。学校や仕事などやりたくないタスクが待っているため、どうしても腰が重くなりますので、一概にすべてがうつ病とは言えません。ですが、漠然とした不安が長期間続く場合は注意が必要です。
寝起きの不安感の原因となるストレスの種類

身体的なストレス
身体や脳の疲労、全身のコリや緊張を指します。
身体や脳に疲労が蓄積されることで、身体機能が低下したり、脳の神経回路が常に惰性で活動状態になるので、オンとオフの切り替えが上手くいかず、自律神経も乱れていきます。
鍼灸や整体、運動、ストレッチなどの日々のケアで緊張を解消する事が重要です。
心理的なストレス
日々マルチタスクに追われていたり、リフレッシュできる環境が無い場合や認知の歪みが起きている場合に心理的なストレスが蓄積されます。
認知とは、物事をどう認識するかという事で、それが歪んでいるとストレスを感じるという事です。
認知の歪み、白黒思考、完璧主義、べき思考などと言いますが、今まで生きてきた価値観が正しい、常識だと思い込み、それに当てはまらない事象が起こるとストレスを感じるという事が起きてきます。
認知を変えることで心理的なストレスの軽減に繋がりますので、認知療法や認知行動療法が重要になってきます。
環境的なストレス
生活習慣、職場環境、家庭環境、人間関係に由来するストレスです。不規則な生活習慣や、仕事が忙しく、睡眠時間の確保ができないなど、環境がもたらすストレスがコレにあたります。
目の前の課題、問題をどう解決していくか、感情に支配されず、論理的に物事を考える問題解決能力が必要となります。
「嫌われるかもしれないから話せない」「休みたいけど言えない」など本来解決しなければならない問題があるにも関わらず、感情に支配され、問題を先送りにしてしまい、ストレスが溜まり続けるという事が多く起こりますので、環境が大きなストレスになっている場合は、冷静に対処する必要があります。
寝起きの不安感に対する鍼灸治療の効果

内臓の機能を高める
手足に鍼灸施術をすることによって副交感神経が高まり、内臓の機能が活発に動き始めます。
腹部や足には胃腸に関するツボが多く存在し、それらを刺激し内臓の機能を整えていきます。
同時に腹部の筋肉の緊張を解消する事で胃腸がスムーズに動くスペースを確保し、蠕動運動を促します。それにより消化吸収が効率よく行われますので、食べ物を受け入れられる身体の状態を作ります。
心身の緊張を緩和しストレスを解消する
心理的なストレスにより心身が緊張状態にあると、交感神経が優位になり続け、自律神経の機能にメリハリが無くなります。交感神経の緊張を解くには身体的な筋肉の緊張を解消する事が重要です。
特に首や背中、前腕には緊張が生じやすくなる為、その周囲にあるツボを刺激し身体の緊張を解消していきます。それにより睡眠の質も向上し、身体が元の健康な状態に戻る為の回復力を促します。
睡眠の質を向上させる
改善する上で重要な睡眠も鍼灸で改善する事が可能です。眠れているけど疲れが取れないという場合は睡眠が浅い可能性があります。浅い睡眠とはレム睡眠のことを指し、脳が覚醒し夢を見ている状態です。その状態が長く続くと疲労が取れず、次の日に持ち越します。ノンレム睡眠の比率を高め、深い睡眠をとれるように心身の緊張を取っていきます。頸部や背部の緊張が睡眠の質を妨げますので、そのあたりの緊張を解消していきます。
免疫バランスを整える
鍼灸は白血球の機能や量を整える効果があります。組織の炎症や無駄な細胞を貪食するマクロファージの機能を向上させたり、抗体を産生する時に重要なヘルパーT細胞の機能を向上させる効果がありますので、免疫が関わる疾患に鍼灸治療は非常に有効な手段のひとつと言えます。
免疫機能を整えるだけでなく全身の血管を緩め血流循環の改善も行いますので、より効率的に体質の改善ができるようになります。
寝起きの不安感の鍼灸は何回で効果が出る?治療期間の解説

個人差はありますが、当院での鍼灸治療によって症状が改善するおおよその治療回数は8回前後です。
8回前後の施術を受けると調子が良い状態で安定してくることが多いです。
ですが、生活環境や生活習慣、心理的なストレスなどが関係する為、それらに影響され症状の波が出現しますので、人によって差はあります。
それらを加味した上で大体の人が8回前後の施術を受けると効果を実感してきます。
寝起きの不安感の鍼灸治療の推奨ペース
症状が辛い場合、治療の初期段階では週1~2回のペースで治療し、症状が安定してきたら週1~2週に1回のペースで治療の間隔を空けていきます。
毎日受ければその分早く治るのかというとそうではありません体質の変化によって機能が失われている状態ですので、症状が出ない元の体質に戻していくには一定の時間が必要になります。当院の治療の回数を加味すると2~3か月程の治療期間で症状が安定してくる方が多いです。(もちろん個人差はあります)
寝起きの不安感の鍼灸治療で効果のあるツボを解説

当院では寝起きの不安感に対して全身に鍼灸治療を施しますが、中でも使用する頻度が高いツボをご紹介いたします。
膻中(だんちゅう)
膻中は胸の中央部、両乳頭を結ぶ線の中点に位置する重要なツボです。第4肋間(第4肋骨と第5肋骨の間)の正中線上にあり、心臓の前面に当たる場所です。東洋医学において心臓と呼吸の調整に重要な役割を果たすとされています。
神門(しんもん)
神門は手首の内側に位置し、心の安定をもたらすツボとされています。 手のひらを上にして、手首のシワの小指側にある窪みが神門です。 交感神経の高ぶりを抑え心身を安定させる効果があります。
内関(ないかん)
手のひらが自分に向くように返し、手首のシワから肘に向かって指三本分上がった位置にあり、手のひらを握ったときにできる腱と腱の間に位置します。吐き気などの消化器系の症状に効果があるとされています。
寝起きの不安感の対処法と注意すべきポイント

過度な血圧の変動を避ける
自律神経の機能が低下している状態ですので、自律神経を過度に働かせる場面に遭遇すると、不安感などの症状が出てきやすいです。治療初期の段階では、なるべくそのような場面を避けて生活した方が、結果的に改善が早くなることが多いです。具体的にいうと、長時間湯船に浸かる、サウナ、無酸素運動(高負荷の筋トレなど)、極端な寒暖差のある環境などです。これらの場面を避けたり、短くするなどの対策をすることで、自律神経に負荷をかけないようにしていきましょう。
食事は小まめに一定の量を摂取する
胃腸も自律神経が支配しておりますので、胃腸に負荷をかける事は自律神経に負荷をける事です。一回の食事の量が極端に多かったり、一日一食だけで血糖値の乱高下を激しい食生活をしていると、内臓に負荷がかかり症状が出る要因になります。実際に食後に動悸が起こる、という事もよくある症状ですので、注意が必要です。具体的には一日3~5食にし、量を減らして小まめに摂取する方が症状が出にくくなります。
瞑想やリラックスできる時間を取り入れ、副交感神経の働きを高める
副交感神経の働きが低下している状態ですので、普段の生活でも積極的にリラックス出来る時間、空間を取り入れていきましょう。その方法の一つとして瞑想が非常に有効ですので、ぜひ取り入れてみてください。
瞑想の具体的な効果についてまとめた記事はこちらから↓
脳の興奮と自律神経失調症に鍼灸が効く理由
寝起きの不安感が鍼灸で治ったブログ
鍼灸治療をした結果、沢山のお喜びの声を頂いております。下記の画像をクリックしてください。
寝起きの不安感に対して東京の町田で鍼灸施術しています
当院は東京の町田駅徒歩4分の場所で施術をしています。自律神経の不調と痛みに特化した施術で様々な不調を改善に導いています。
横浜、小田原方面、八王子、東京、世田谷方面にお住いの方も多くご来院頂いております。
症状でお困りの方は下記のLINEからぜひ一度お問い合わせください。
寝起きの不安感に対する当院の鍼灸整体施術

心身の緊張を取り除き脳の興奮を解消していく
当院の鍼灸施術は心地よく優しい刺激で行う事で副交感神経を優位にし、心身をリラックスさせます。
脳や身体の過剰な緊張を取り除くことで自律神経の乱れを解消し、症状を治していきます。
施術中に眠ってしまうほどの優しい刺激ですので初めての方でも安心して受けられます。
深部の筋肉へのアプローチ
整体やマッサージでは届かない深部の筋肉へのアプローチは鍼灸施術が非常に有効です。
関節付近の細かな筋肉はストレッチなどでは対応できない場合が多いので、当院の鍼灸技術によって、その様な難しい部位へのアプローチが可能になります。
再発を防げ、ずっと健康に
不調には波が存在します。「昨日は大丈夫だったけど今日は辛い」「さっきまで大丈夫だったのに、また急に出てきた」「今週は本当にしんどい」など、症状の波があります。
症状が出る要因は様々ですが、ストレスや疲労が一定以上蓄積されると症状が出現するというのが腰痛の特徴でもあります。つまり、仕事や家事で疲れた時は症状が出やすくなるし、ストレスを感じたり、嫌なことがあれば症状が出てくるという事です。
そして、一度症状が出現すると、症状が出現するボーダーライン(閾値)が下がってしまうのが問題です。
鍼灸施術はそれらのボーダーライン(閾値)を上げることができ、再発しない身体づくりが可能です。
当院の施術は根本的に改善していく事が可能

当院では「身体的なストレス」と「心理的なストレス」両方からアプローチしていきます。
自律神経と痛みに特化した鍼灸整体院として豊富な知識と技術を兼ね備えており、病院やマッサージ、整体など、どこに行っても治らない不調を抱えている人が全国各地から数多くご来院し、改善しております。
施術の紹介についてはこちら↓