ふわふわめまいの原因と鍼灸での治し方を解説
「病院で原因不明のめまいと言われたけど具体的な治療法が無くて困っている」「日に日に症状が強くなり治るのか不安」など、ふわふわめまいの症状が辛くてお困りの方へ。
今回はふわふわめまいがなぜ起こるのか、メカニズムから鍼灸での治し方まで徹底的に解説していきます。
ふわふわめまいを薬に頼らず治すのが当院の鍼灸施術
心身の状態を健康な元の状態に元すのが鍼灸施術の真髄です。薬物療法に頼らず、根本的に体質を改善し、不安の出にくい身体づくりが可能です。
病院では原因不明と言われている疾患の患者様が全国各地からご来院し、改善している実績が豊富にございます。
【ふわふわめまいの原因】自律神経失調症を解説
ふわふわめまい主な症状には、次のようなものがあります。
- ふわふわと浮いているような感覚
- 足下がふわふわする感覚
- 頭がボーッとしてふらつく感覚
- 乗り物酔いのような感覚
- 船に乗って海で揺れているような感覚
- 常に揺れている感じがする
上記のような症状がある方は自律神経が原因のふわふわめまいかもしれません。
その原因や適切な対処法、注意点、治す為のポイントを解説していきます。
ふわふわしためまいの正体
めまいにはいくつか種類がありますが、今回はふわふわしためまいについて解説していきます。
考えられる原因は主に下記の3つです。
・内耳の機能障害
・自律神経の機能障害
・脳幹や小脳の機能障害
そして今回は解説するのは、病院の検査では異常がみられないタイプのふわふわめまいですので、自律神経の機能障害について深堀していきます。
注意すべきめまいの種類
急激に起こるめまいや、ふわふわとしためまいは、脳出血や脳梗塞が原因で起こる場合があります。
めまいを感じ、症状が治まらない場合は必ず医療機関を受診するようにしてください。
それでも異常がみられない場合の症状は、当院をはじめとした施術院がお力になれると思います。
自律神経の不調が原因でふわふわめまいは起こります
主に自律神経が関わるめまいや、病院の検査で異常がみられないめまいの原因は下記の通りです。
血圧の異常
自律神経は血管を支配しており、血管の拡張と収縮を担っています。
それらをコントロールする事で血圧の調節を行っているのですが、自律神経の機能障害が起こると、それらの機能が破綻し、血圧を瞬時に調節できなくなってきます。
その結果、立ち上がった時や姿勢が変わった時に瞬時に血圧を上げて、血液を脳に送ることができず、めまいが出てくることがあります。
脳血流の異常
脳に血液が十分に送られず、脳疲労が蓄積されることでもめまいは起こります。
頭がボーっとしたり、くらくら、ふわふわするという症状が現れます。
脳の神経回路が上手く働いていない為、同時にドーパミンの分泌が低下し、思考力や判断力の低下などの症状も出てくることがあります。
頸部の姿勢反射の異常
腰や、背中、足の歪みを全て補正して調節するのが頸部です。なぜならば、頭部を水平に保つ必要があるからです。
どんな姿勢でも頭部を正しい位置に補正する為に頸部の姿勢反射が起こるのですが、それらの機能が破綻すると、どこが正しい位置なのか認識できず脳が誤作動を起こしめまいを引き起こします。
首や肩のコリによる冷えのぼせ
首や肩のコリがひどくなると頭部や頸部で血流が停滞してしまいます。
その事で足に血液が下がらず、上半身や首、頭だけ熱くて、足は冷たいという冷えのぼせの状態になります。熱が頭部にこもることで出現するめまいのタイプです。
薬物の副作用
抗うつ薬や抗不安薬の副作用や離脱症状としてもめまいは出現します。
自律神経に作用させたり、神経伝達物質の調整を目的とし、身体をリラックスさせる作用がある薬ですので、身体の脱力感やめまい、ふらつきなどの症状が出ることがあります。
長期間放っておくと脳が覚えてしまう
ふわふわめまいをはじめ、様々めまいを長期間放っておくと、その揺れている感覚を脳が学習してしまい、その状態がデフォルトだと勘違いしてしまいます。
PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)という症状に発展する事が多く、治すのに時間を要しますので、めまいを感じたらなるべく早く施術をするのが望ましいです。
原因不明の症状は病院では治療法が無い
めまいの原因が分かり、手術や治療法がある症状であれば問題ないですが、病院の検査で異常が無く原因不明と言われた場合は治療法がありません。
ビタミン剤やメチコバールなどの薬物療法で様子を見る対処療法になります。
その為、病院に通院しても治らなかった人が当院に沢山ご来院いただいております。
ふわふわめまいを治す為に重要なポイント
先程、めまいの原因をいくつかご紹介しましたが、めまいを治す為に必要なポイントは
「首のコリを解消すること」と「自律神経を整え血圧、血流を調整すること」この2点です。
首のコリを解消する
前述したように、脳への血流循環低下や、頸部の姿勢反射の機能障害、頭部と足の血流循環のバランスが失調する事でめまいは出現します。それに関わるのが首のコリです。
首のコリを解消する事で頭部への血流循環が改善し、全身をバランスよく血液が循環するようになります。
首のコリが慢性的に続くことで、姿勢反射の機能障害が引き起こされる要因にもなりますので、首の施術というのが重要になってきます。
首と脳は繋がっている
硬膜と呼ばれる脳や脊髄を包み込む膜があるのですが、上部頸椎はそれらと接しており、非常に大切な役割を持ちます。つまり、首にコリなどの緊張が生じると、その緊張が硬膜を伝って、脳に派生するという事です。
なので、首が緊張すると脳の圧力が高まり、脳疲労が蓄積される要因にもなるという事です。
そういった観点から首のコリはめまいと関連性が高く、それを解消する為の施術が重要という事です。
自律神経を整え血圧、血流を調節する
前述したように、血圧や血流が調節出来ない事で、めまいは発生します。それらをコントロールしているのは全て自律神経です。自律神経の機能が正しく働くことで、血圧が調節され、全身の隅々まで血液が循環するようになります。
手足に鍼灸の刺激を行う事で、副交感神経が優位になるという反射を引き起こせます。
基本的にめまいを発症している方は心身の緊張状態が長期間続いている方が多いので、それらの緊張を緩和し、自律神経を正常なリズムへ導きます。
めまいは足元が重要
血流や血圧の観点からも、足元を温めることが重要です。
前述したように、冷えのぼせという状態でもめまいは引き起こされますので、足を温めることで、頭部にこもった熱や血液を下に降ろすことが可能です。
他にも、めまいに関係するツボは外くるぶしの周辺に集中しており、足元を施術する事が非常に多いです。
先ほどの姿勢反射にも繋がりますが、足は「今どんな姿勢でいるか」を伝える大切な受容器でありますので、それらの感覚の働きを正常に戻す意味でも、足元の施術は必要不可欠です。
自律神経が乱れる原因
身体的なストレス
身体や脳の疲労、全身のコリ、遺伝や性別によるバイタリティの差などを指します。
身体や脳に疲労が蓄積されることで、身体機能が低下したり、脳の神経回路が常時、惰性で活動状態になるので、オンとオフの切り替えが上手くいかず、自律神経も乱れていきます。
男性と女性では筋肉量や脳の作りが違うので、できる仕事も違いますし、疲れやすさも人によって変わってきます。
心理的なストレス
心理的なストレスが原因の場合です。日々マルチタスクに追われていたり、リフレッシュできる環境が無い場合や認知の歪みが起きている場合に心理的なストレスが蓄積されます。
認知とは、物事をどう認識するかという事で、それが歪んでいるとストレスを感じるという事です。
よくある例えですが、コップに半分まで水が入っているのを見て、「半分しか水が入っていない」とネガティブに捉えるか、「半分も水が入っている」とポジティブに捉えるかで気持ちは変わります。
つまり、現実で起きている事実は同じでも、捉え方によってストレスの感じ方が変わるという事です。
認知の歪み、白黒思考、完璧主義、べき思考などと言いますが、今まで生きてきた価値観が正しい、常識だと思い込み、それに当てはまらない事象が起こるとストレスを感じるという事が起きてきます。
「〇〇して当たり前」「〇〇はすべきだ」「必ず〇〇でなければならない」など、その人特有の考え方のクセがあると、それが原因でストレスを感じ、不調に陥るという事が多くあります。
環境的なストレス
生活習慣、職場環境、家庭環境、人間関係に由来するストレスです。不規則な生活習慣や、仕事が忙しく、睡眠時間の確保ができないなど、環境がもたらすストレスがコレにあたります。
目の前の課題、問題をどう解決していくか、というのが大切になってきます。感情に支配されず、論理的に物事を考える問題解決能力が必要となります。
「嫌われるかもしれないから話せない」「休みたいけど言えない」など本来解決しなければならない問題があるにも関わらず、感情に支配され、問題を先送りにしてしまい、ストレスが溜まり続けるという事が多く起こります。
ふわふわめまいを治すうえで注意すべきポイント
血圧の急激な変動は避ける
急激な血圧の変動はめまい、ふらつきを悪化させる恐れがあります。
特に入浴前後や無酸素運動(高強度の筋トレ)、急な立ち上がり動作、過度な空腹、過食の前後などが当てはまります。
いずれも血圧の乱高下が激しくなるタイミングですので、なるべく対策して生活しましょう。
長時間の同一姿勢や目の使用を控える
長時間デスクワークを行うと、首や肩の緊張が高まり、めまいの症状が出やすくなります。
又、視覚情報が脳に与える影響は大きく、誤作動で前庭反射が誘発されたり、脳疲労が溜まる原因になりますので、適度な使用にしておきましょう。
前庭リハビリテーションを取り入れる
実際に揺れていないけど、脳が誤認して揺れているように感じている状態がめまいですので、正常な感覚の入力に戻していく必要があります。
その為には、前庭リハビリテーションを取り入れるのが望ましいです。やり方は様々な方法がありますので、当院ではマンツーマンで行っていきます。
ふわふわめまいに対する当院の施術
体がリラックスし痛みに強い体が作れる
手足末端への鍼灸刺激は脳幹に伝わり副交感神経を活発にさせる働きがあります。又、下行性痛覚抑制系に作用する事で痛みが伝わるのをブロックし、鎮痛効果をもたらします。
つまり、手足末端の鍼灸刺激を行うことで「体がリラックスし痛みに強い体が作れる」という事になります。
手足に重要なツボが集中している理由はその様な事からです。
交感神経を優位にしている身体的な要因を取り除く
固有背筋という背中の筋肉があります。これは抗重力筋と言い、上体を起こしている時に働く筋肉で、前述した姿勢反射に大きく関わります。よって凝りやすい筋肉なのですが、これらは交感神経線維と密接に関わっています。
交感神経というのは脊柱の横を首から腰まで通っているのですが、それらの交感神経と固有背筋を支配している神経は吻合し(合わさり)脊髄へと入力されていきます。つまり、交感神経が支配している内臓の感覚や運動と固有背筋の感覚や運動が同調(シンクロ)するという事です。
固有背筋が収縮し続ける状態(コリ)があると交感神経も興奮を続けるという事です。
カウンセリングでストレスや不安を感じにくい考え方を
当院のカウンセリング鍼灸整体施術では、先ほど説明した様な「認知の歪み」を修正していきます。
身体の状態しか見ない施術院が多いですが、不調が出る原因は身体だけではありません。
心理や環境にも目を向けて修正していく事が完治への最短ルートになります。
当院のカウンセリング鍼灸整体施術に関して↓
症状を出にくくする事ができる
不調には波が存在します。「昨日は大丈夫だったけど今日は辛い」「さっきまで大丈夫だったのに、また急に出てきた」「今週は本当にしんどい」など、症状の波があります。
症状が出る要因は様々ですが、ストレスや疲労が一定以上蓄積されると症状が出現するというのが自律神経の不調の特徴です。つまり、仕事や家事で疲れた時は症状が出やすくなるし、ストレスを感じたり、嫌なことがあれば症状が出てくるという事です。
そして、一度症状が出現すると、症状が出現するボーダーライン(閾値)が下がってしまうのが問題です。
鍼灸施術はそれらのボーダーライン(閾値)を上げていく事ができます。
当院でのふわふわめまいの改善例
当院の施術は根本的に改善していく事が可能
当院では「身体的なストレス」と「心理的なストレス」両方からアプローチしていきます。
自律神経と痛みに特化した鍼灸整体院として豊富な知識と技術を兼ね備えており、病院やマッサージ、整体など、どこに行っても治らない不調を抱えている人が全国各地から数多くご来院し、改善しております。
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